クルーの働き方
1日のスケジュール
若⼿甲板部員の⼀⽇(例)
若⼿機関部員の⼀⽇(例)
航海中のスケジュール
約30日間、無寄港で調査航海をします。 寄港地では、3~4日間停泊して、燃料・食糧等の補給や機器整備、乗組員の交代や休養に充てています。
先輩クルーの声
三等航海士
平成31年4月1日入社
入社1年目です。参席三等航海士として白嶺に乗船しています。主な業務内容としては、航海中は航海当直、調査が行われているときは調査記録や記録の管理、現場での作業に出ています。その他、水の管理や消耗品の管理なども行っています。
初めての乗船から3ヶ月が経ち、まだ分からないことも多いですが、先輩方が1つ1つ丁寧に教えてくださいます。また、調査作業は調査機器の性能に驚かされたり、揚収されたサンプルを実際に見ることができたりと、毎回が初めての経験でとても刺激的です。1日でも早く仕事を覚えて先輩方に追いつけるようになりたいと思っています。
船内生活は、一人部屋なので休憩時間はゆっくりすることができます。船橋に立って、きれいな海を眺めたり海の生物や海鳥を見つけたり星空を眺めたりといった楽しみもあります。女性専用の風呂・トイレ等の区画も充実してきており、あまり不便さを感じることもありません。食事はバイキング形式で品数が多くデザートも充実しています。
調査船の仕事は、将来の日本の発展に関わることが出来る魅力的な仕事だと思っています。調査に興味のある方はもちろん、国の未来を作る事業に携わりたいという方にもおすすめです。
三等機関士
平成30年10月1日入社
入社1年目の私は、白嶺に三等機関士として乗船しています。主な業務は、航海当直として8~0時間帯での当直業務や、調査作業に使用するウィンチなどを担当する機関士として勤務しています。
航海当直中には、担当機器の定期的な点検整備や、予備品の管理などを行っています。三等機関士が担当する補機類の中でも、空調機や造水装置が船内での快適な生活に大きく関わるため、故障等がなく航海を終えることができると、達成感を得られます。
ウィンチ担当機関士としては、調査船ならではの調査機器の投入、揚収作業の際に航海士からの指示のもと、細心の注意を払いながらウィンチ操作を行うため、緊張感もありますが、やりがいも感じます。
乗船中でも勤務時間以外では自由な時間もあり、映画鑑賞や読書などをしてゆっくりと過ごすことができます。年齢が近い方も多く、上司も気さくな方ばかりなので話しかけやすい職場だと思っています。
今後は、機関士としてだけでなく、運用部で調査機器のオペレーションやメンテナンスを行う事にもなると思うので、非常に楽しみです。様々な調査作業に従事する楽しさを一緒に味わってみませんか?
甲板員
平成30年4月1日入社
私は、入社して2年目になります。
入社したばかりの頃は分からないことだらけで不安になる時もありましたが、先輩方が1つ1つ丁寧に教えてくださったおかげで、仕事にも大分慣れてきたと思います。
今年は後輩もでき、先輩という立場になったので自分がしてもらったように後輩にアドバイスしていけるように頑張りたいと思います。
調査船では、他の船では経験できないような仕事がたくさんあります。大きく重量のある機材を扱うので、事故なく作業が行えるように1人1人が注意しあい声を掛け合いながら安全に作業を進めています。甲板部では主に、船体整備や調査補助などの作業をします。大変な作業もありますが、やりがいのある仕事ばかりです。
仕事の他にも食事や、自由時間も充実しています。食事はビュッフェ形式で、司厨部がおいしく健康な食事を出してくれます。自由時間では船内に置いてあるDVDや漫画、小説などを見ることが出来ます。年齢の近い人も沢山いて、趣味の話やテレビゲームなどをして充実した船内生活を送ることが出来ます。
この他にも調査船でしか経験できないことがたくさんあるので、海底調査に興味のある人や、他とは違った仕事がしたい人などは是非、調査船「白嶺」をおすすめします。
機関員
平成31年4月1日入社
私は、2019年4月に機関部員として入社しました。私の主な業務は、機関士や操機長が円滑に作業を進める事が出来るようにサポートをすることです。そのために工具の場所や使用方法、機関室内の配管など、必要な情報を把握しておかなければなりません。しかし、作業によって道具が異なるため、作業内容から必要なものをピックアップし、分からなければ教えていただくなど、業務に支障が出ないように心がけています。
まだ分からない事ばかりで大変ですが、仕事のことや船内生活について、先輩方が丁寧に教えて下さるので少しずつではありますが出来ることが増えてきました。
私の乗船中の一番の楽しみは食事です。本船ではビュッフェスタイルを採用しており、様々なものが提供されます。また、インターネット環境や船舶電話もあるので、洋上でも家族や友人たちと連絡をとることができます。
1航海は約1ヶ月で、月に1度程度は港に入ります。停泊中には、先輩方と食事に行ったり、休日には買い物に出かけたりして過ごしています。先輩方との食事はとても楽しく、話をする事で私自身の事をより知って頂けますし、業務上大切なことも教えて頂けるので、私にとって大変有意義な時間です。
この船で働くことで、自分の成長を実感することができます。仲間と一緒に何かを成し遂げたいと思う方、調査船に興味のある方は是非、弊社に来てください!
司厨員
平成30年4月1日入社
私は、2019年の春に高校と調理師専門学校(ダブルスクール)を卒業し、4月に入社しました。
長期間の乗船経験をしたことがなく、初めての乗船はとても不安でしたが、周りの方々が温かく迎えて下さったので安心しました。
司厨部員として働き始めて三か月が経ちました。本船はビュッフェ形式でメニューも和・洋・中と豊富です。乗船者の方々から「おいしかった」と言っていただけると、とてもやりがいを感じます。今は、出来た料理を運んだり、サラダの用意などをしたり、直接調理に携わっていないので、早く今の仕事を覚え、調理が出来るようになることを目標に頑張っています。
今年度から女性社員が増え、女性が過ごしやすいように女性専用のお手洗いやお風呂など増設し、以前より快適になりました。また、制限はありますが、インターネットも使えるので、家族や友人と連絡を取ることが出来ます。
司厨部は全部署の方々と関わる機会があるので、調査のお話を聞いたり、作業を見せてもらったりと「白嶺」の業務を学べることはとても興味深いです。海洋資源や調査、船に興味がある方にお勧めの職場です。
船内の食事
ビュッフェ形式で好きな主菜・副菜を選べます。 テーブルは職員・部員の隔てなく自由に座れます。